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家康と千姫「娯楽・洋式便器博゛士（ばかせ）」の称号を与えられる
「洋式便器・健康体操」の研究により、一躍娯楽時代劇界ばかりではなく、娯楽医学界の注目のまとにもなった家康と千姫の2人は各方面からの講演やテレビ出演などの依頼が殺到したのです。
さらに2人は和食を食べた後は和の心を込めて、和式便器で用をたし、洋食を食べた後は洋の心を込めて洋式便器で用をたせば、さらに健康増進に役立つという未だかって世界中の医学者が誰一人として唱えたことのない娯楽時代劇的な楽しい研究論文を発表したのです。これにより、世界的に最高におもしろい研究をした医学者に贈られる「脳ベル・娯楽医学賞」の候補にもあげられ、2人の評価はさらにグングン上がったのです。
これらの功績に報いる為に娯楽時代劇商会では2人に娯楽時代劇認定の初の「医学博士」の称号を進呈したのです。
ところが2人は、それを喜んでくれなかったのです。
「私たち2人は娯楽時代劇に出演させていただいたお陰で、こんな楽しい研究をし、世間の人々に認めてもらい娯楽時代劇のお笑いスターになれたのですから、こんな堅苦しいような称号ではなくもっと娯楽時代劇らしい楽しい称号が欲しいのです。
得意のばか知恵をしぼりにしぼって、熟慮に熟女を重ねて考えて、私たち2人にもっともっと楽しい称号を与えて下さい」と言ってその称号を辞退したのです。
私は早速、2人の希望する「娯楽時代劇らしい楽しい称号」をつくるべく、得意のばか知恵をしぼりにしぼって熟慮に熟女を重ねて日夜、思索にふけったのです。
そして、ようやく10日後、2人が喜んでくれそうな娯楽時代劇らしい楽しい称号が出来上がったのです。
「娯楽・洋式便器博゛士（ばかせ）」
これを2人にお話すると、2人は大変に喜んでくださり、まさに飛び上がらんばかりの喜びようなのです。
さらに、この命名に大感激した2人は何と命名者である私に感謝状を贈り、その喜びと感謝の気持ちを私に伝えたのでした。
