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幕末の「江戸・紙芝居テレビ」よりテレビ放送され爆発的人気となる!
我が寺子屋の人気者「3年A組、金髪先生」
江戸時代もようやく終わりになりかけた幕末の頃、江戸のいたるところに世の中の騒乱をよそに夢多き少年たちに勉強を教える寺子屋なる学習塾があったのです。
その数多くの寺子屋の中でも最も有名かつ人気だったのが、我が娯楽時代劇パラダイス商会が運営する「月星頭巾&月姫・星姫娯楽時代劇風寺子屋」だったのです。
この寺子屋は「読み・書き・そろばん」はもちろんですが、未来の時代劇のヒーロー・ヒロインを目指しての剣術さらに未来の幕末の人気歌手を目指しての音楽・唱歌といった当時としては一歩も二歩も進んだ情操教育にも熱心で入学希望者が後を絶たないという超人気寺子屋だったのです。
この超人気寺子屋に入校するという難関を突破する為に、我が子に大きな夢を託す幕末の多くの教育パパ・教育ママたちが我が子の入校を熱望し、日夜熱烈に後押ししたのです。
もちろん、主役格の先生である「月星頭巾・校長先生」と「月姫・星姫・教頭先生」の人気も凄かったのですが、さらにもう一人異色の大人気外人教師「三年A組、金髪先生」という金髪のアメリカ人の教師がいたのです。
この金髪のアメリカ人教師は1853年、かの有名なペリーと一緒に黒船に乗って来日したちまち日本びいきになり、ペリーが帰国した後もそのまま日本に住み続け、江戸・浅草にある我が「月星頭巾&月姫・星姫娯楽時代劇風寺子屋」の英語教師、世界史の教師となりさらに3年A組の担任教師ともなったのです。
当時としては非常に珍しい金髪のアメリカ人教師第1号だったのです。
彼は名前を「ライト・フランク・スペクター」といいアメリカのサンフランシスコで1820年に生まれ、ペリーと共に黒船に乗って来日し現在日本で活躍している「デープ・スペクター」同様にたちまつ日本びいきになり、デープ・スペクターばりの金髪でユニークに日本語を使いこなし、名前のとおり明るく、気さくな性格のしかもイケメン男性で、江戸において徐々にその知名度と存在感を高めていったのです。
また、定かではありませんが一説では彼はデープ・スペクターのひい、ひい、ひい、ひい、ひい、...おじいさんではないかともいわれています。
イケメンの「3年A組、金髪先生」は日本の生活に慣れてくると、やたら日本食が好きになり日本食愛好家になったのです。
大好きな日本食の中でも特につけ麺が好きで、「イケメンの3年A組、金髪先生が大好物のつけ麺を食べている」とよく話題になっていたのです。
「3年A組、金髪先生」は日本食の代表的なものの1つ、「寿し」も大好きでよく美味しそうに食べていたものです。
「寿し」の中でも「青柳」が特に好きでつまらない、わけのわからない日本語を話しながらうれしそうに食べていました。
「アオヤギ」というネタは海にいる肌色の貝ではない。
本当は青山羊(ヤギ)という陸上にいる青い山羊(ヤギ)ブルーシープで青い目と青い体をしたアメリカやヨーロッパにいる外国産の山羊(ヤギ)だなどと言いながら「おいしい、デリシャス」と言いながらパクパク食べていたのです。
このようにして日本に来て大の日本びいきになった「3年A組、金髪先生」は日本食だけではなく、日本のすばらしい文化である「娯楽時代劇・月星頭巾&月姫・星姫」や「銭形平次」「鞍馬(くらま)天狗」「水戸黄門」などの面白さにも徐々にのめり込んでいったのです。
そしてついには「私は日本には『娯楽時代劇・月星頭巾&月姫・星姫』『銭形平次』・・・といったアメリカにはない素晴らしい文化があることを知りました。
ジャパニーズ・娯楽時代劇は素晴らしい、おもしろい、ベリーインタレスティング、ワンダフル、これを国民こぞって楽しむ新しい祝日『娯楽時代劇を楽しむ日』『月星頭巾&月姫・星姫の日』を制定すべきだと思います。
私はこれを声を大にして提案いたします。」と超サプライズ発言をしたのです。
それと同時に「3年A組、金髪先生」は幕末を飾る大人気、寺子屋学園ドラマとなって江戸紙芝居テレビよりテレビ放送が開始され、毎回毎回驚異的な高視聴率を記録したのです。
この「3年A組、金髪先生」はつまらない幕末の親父ギャグをユニークな日本語で話した外国人第1号といわれています。さらに日本で人気コメディアンとして活躍した外国人第1号ともいわれています。
この「3年A組、金髪先生」は異国の地・日本で楽しい話題をぎょうさんふりまいたおもろい金髪のアメリカ人だったのです。
幕末から明治時代にかけて日本に存在し、爆発的人気を誇ったジャパニーズ製「紙芝居テレビ」なるものはもちろん現在21世紀の地デジ・テレビと比べたら性能は格段に劣りますが、当時の日本の世界に誇る優れた科学者・技術者たちが研究に研究を重ねて未来の科学・技術を先取りして作り上げた超優れ物だったのです。
科学・先進国であったアメリカのかの有名な発明王エジソンでさえも考えつかなかったほどの超優れ物だったのです。
このジャパニーズ製「紙芝居テレビ」なる超優れ物は画面に紙芝居のような総天然色カラーの画像が現れ・動き、しかも音声も出るという当時としては画期的なテレビで切磋琢磨した素晴らしい文明開化の時代を先導し、前進させた大きな原動力の1つだったのです。
明治維新以降の文明開化の時代のシンボルとしては歴史書や教科書にはやたら「蒸気機関車」の名前だけが登場しますが、実際にはさらにもう1つの「蒸気機関車」に劣らない「紙芝居テレビ」という素晴らしいシンボルが存在したのです。