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    華のお江戸の快男児 月光・星空・恋頭巾 恋頭巾ドットコム

    第1部
    目次

    あとがき


    第2部
    目次

    月星医学博士「恋の病消えてなくなれ治療器」開発

    恋の病の症状には2つあって1.ただ異性を好きになり過ぎただけの
    頭の中のピンクのハート・マークが大きくなり過ぎただけの比較的軽症の患者と
    2.はかなくも恋に破れ、頭の中のピンクのハート・マークが破裂し、コナゴナにくだけっちた
    重症の患者との2とおりがあるのです。

    月星博士は、その治療法を、頭の中のピンクのハート・マークがコナゴナにくだけちった
    重症患者を対象として根気よく研究し続けた結果、その当時の医学技術としては
    画期的なすばらしい治療効果のある「月星式・メンタル治療法」を確立したのです。
    この治療法は「美しい夜空の月と星の数々を見ながら心をいやし
    頭の中のコナゴナにくだけちったピンクのハート・マークをできるだけ修復する」という
    昔風のメンタル治療法だったのです。

    それでは「月星式メンタル治療法」について、さらにくわしく御説明いたしましょう。

    ①まず患者に夜空のきれいな月と星をじっと見させるのです。そしてその美しさを実感させるのです。
     次にきれいな月と星を見ながら、恋に破れる前の楽しかった時のことを思い出させて
     頭の中に充満している○しょっぱさ○すっぱさ○にがさを○甘じょっぱいと○甘ずっぱい味と
     ○ほろ苦い味にかえるのです。
    ②次にミュージック治療と称して、楽しい演歌の変歌でも聞かせたり、歌わせたりして
     頭の中に充満している しょっぱい塩化ナトリウムを楽しい演歌ナトリウムにかえるのです。

    それでは月と星との恋にまつわる楽しい演歌の恋歌とはどんな歌かを
    具体的に御説明いたしましょう。

    月星頭巾・主題歌メドレー、月がとっても青いから、月影のナポリ

    星影のワルツ、二人の星をさがそうよ、星空に両手を、星降る街角

    東京ラブソティー、恋は神代の昔から、誰よりも君を愛す、愛して、愛して、愛しちゃったのよ

    このようにしちぇメンタル治療をすれば頭の中に充満している痛みもやわらいでくるのです。

    このようにして、重症患者も快方へ向かい、めでたく退院、社会復帰となるのです。

    確かに1つの治療法は確立したのですが、それでも月星博士は
    満足しませんでした「こんな治療法は娯楽時代劇なら笑ってもらえるだろうが
    ノーベル医学賞を受賞した医学者からは評価されないだろう、私はもっともっとすばらしい
    治療法を見つけださなければならないのだ」といってさらに高度な治療法の研究に
    立ち向かっていったのです。そして医学的及び科学的研究に研究を重ねた結果
    ついにすばらしい治療用機器について御説明いたしましょう。
    月星博士が開発に成功した治療機は「月星式・恋の病・消えてなくなれ治療機」といい
    この使用法次のとおりです。まずこの治療機の中に好きだった人の顔、名前と
    楽しかった思い出の記憶を全部入れ、次に頭の中のコナゴナにくだけちったピンクのハート・マークも
    全部入れ、スイッチを入れればこれが一瞬にして消えてなくなり、恋の痛手も傷も
    いえるのです。

    これにより、重症患者もすぐに快方へ向い めでたく退院、社会復帰となるのです。

    なお月星剣学・医学博士ほ、恋の病「愛して、愛して、愛しちゃったのよ病」の診察過程に
    おいて、画期的な診察法を考えだしたのです。
    その診察法とは何と聴診器を患者の頭にあてて、診察をしたのです。

    月星剣学博士は「日本で最初に聴診器を患者の頭にあてて診察した医師
    第1号」といわれています。そして、尿が下に下らないで、上に上って
    頭にたまる奇病、頭尿病を発見した医学者として
    広く医学界に知られています。
    こんなばかなことばかり書いていると、私も病院にいったら
    お医者さんに「頭の中がおかしいんじゃないか」「頭の中に尿がたまっているんじゃないか」と
    思われて、頭に聴診器をあてられるかもしれません。

    この時もまさに月星剣学博士の頭脳のすごさを再確認する結果になり
    「さすがは世界的な天文学者の月星博士だ」という賛美の声がまきおこったのです。

    さらに月星剣学医学博士は国や各団体によびかけ
    恋の病「愛して、愛して、愛しちゃったのよ病」の治療及び予防をめざし、奮闘したのです。

    ○ピンクのハート・マークの膨張をおさえる治療薬の研究・開発

    ○ピンクのハート・マークをもとの正常な大きさにもどす研究・開発

    国や各団体によびかけました

    ○刺激の強いビキニやハイレグの水着禁止

    ○刺激の強い恋歌や恋愛映画、小説 禁止

    ○美しくなり過ぎる美容整形手術 禁止

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    明治以降の月星剣学博士は医学博士、ドクターとなり
    人々の幸福を願って大奮闘したのでした。

    この物語の主人公である世界的医学者、月星剣学博士は遠い昔の19世紀の後半から長い間、世の中の奇病・珍病の研究・解明・治療に尽力されてきました。
    そして21世紀となり人生最後の大研究として読者の皆さんも初めて耳にするでありましょう「アル中・ハイマー病」という世紀の奇病・珍病の研究・解明・治療という大難題に挑戦することとなったのです。
    それでまず最初にこの「アル中・ハイマー病」といういかにも娯楽時代劇らしい病名のこの病気について簡単に御説明いたしましょう。

    この病気は21世紀の日本を悩ますやっかいな病気の1つであります。
    人間は酒も遊びも恋もほどほどにすればいいのですが、度が過ぎる人がいるのです。
    酒・アルコールが好きで飲み過ぎて病的になっている人は「アルコール中毒」略して「アル中」といわれています。
    このやっかいな病気をもつ「アル中」の人がそれだけが原因であるかどうかは現在のところはわかりませんが、歳をとってくるにつれさらに頭の働き、記憶力などにも異常が現れてくるのです。
    この病気を月星剣学博士はまず「アル中・ハイマー病」と名付けたのです。

    博士は研究に研究を重ね、薬品大手の「娯楽時代劇薬品」と協力し、アル中・ハイマー病患者に良く効く特効薬「アル中・キラー」を開発し患者に積極的に投与したのです。

    さらに「娯楽時代劇酒造」や「月星頭巾酒造」とも協力し、ノン・アルコールのビールではなくノン・アルコールの日本酒や焼酎も開発・発売し、いろいろな面からアル中・ハイマー病の患者の減少・撲滅を図ったのです。
    これにより日本の「アル中・ハイマー病」の患者は減少し博士はさらにその名を高めたのです。