- 1.
- 2.
- 3.
- 4.
- 5.
- 6.
- 7.
- 8.
- 9.
- 10.
- 11.
- 12.
- 13.
- 14.
- 15.
- 16.
- 17.
- 18.
- 19.
- 20.
- 21.
- 22.
- 23.
- 24.
- 25.
- 26.
- 27.
- 28.
- 29.
- 30.
- 31.
- 32.
- 33.
- 34.
- 35.
- 36.
- 37.
- 38.
- 39.
- 40.
- 41.
- 42.
- 43.
- 44.
- 45.
- 46.
- 47.
- 48.
- 49.
- 50.
- 51.
- 52.
- 53.
- 54.
- 55.
- 56.
- 57.
- 58.
- 59.
- 60.
- 61.
- 62.
- 63.
- 64.
- 65.
- 66.
- 67.
- 68.
- 69.
- 70.
- 71.
- 72.
- 73.
- 74.
- 75.
- 76.
- 77.
- 78.
- 79.
- 80.
- 81.
- 82.
- 83.
- 84.
- 85.
- 86.
- 87.
- 88.
- 89.
- 90.
- 91.
- 92.
- 93.
- 94.
- 95.
- 96.
- 97.
- 98.
- 99.
- 100.
- 101.
- 102.
- 103.
- 104.
- 105.
- 106.
- 107.
江戸・幕末の月星頭巾・軍団21世紀の日本へ初来日、里帰り!
2015年春、娯楽SF時代劇テレビの臨時ニュースで
「2017年春、幕末の3人のスーパースター、月星頭巾、月姫・星姫、1世紀ぶりに21世紀の日本に初来日、里帰り!」というビッグニュースが流れると日本中がそのニュースでもちきりになり、
さっそくいろいろな歓迎行事の準備が始まったのです。
幕末の時代、それは血なまぐさい事件ばかり続いた悲惨な暗闇の時代でした。
そんな時代の中でひときわ抜きんでて、光り輝いていたのが彼ら3人だったのです。
そんな時代の中にあっても彼ら3人は常に夢と希望を失わず、
目一杯青春を謳歌し、友情をはぐくみながら、ともに必死に悪と戦い、江戸の人々に夢と希望と月と星の光りを与え続けたのです。
生まれ故郷の浅草の人たちは、彼ら3人が若き血潮を目一杯たぎらせ戦った、
すばらしい幕末の日々を永く未来に語りつぐ為に、思い出の地の東西に走る道を「幕末・青春通り」その道と直角に交わる南北に走る道を「幕末・友情通り」とそれぞれ名付けました。
その2つの通りの交差する角にはかって、月星頭巾・軍団の栄光と人気のシンボルであり、彼らの住居でもあり、江戸の大名所でもあった、月星城キャッスルを再現し「月星城シアター」を建設することになりました。
そして、いろいろな歓迎行事の準備もすべて整い、日本と生まれ故郷の浅草は彼ら3人の日本への到着を待つだけとなったのです。
その頃、彼ら3人は大きな夢と期待をもって100年ぶりに帰る、なつかしい母国・地球めざして、最新鋭のスーパー宇宙船「銀河・月星頭巾・軍団号」に乗りこみ地球へ向かったのでした。
ついに待ちに待った、スーパースター日本到着の日がついにやってきました。
到着のもようは当日の東京21世紀テレビの報道番組からお伝えしましょう。
到着の約1時間前、彼らの乗った宇宙船は生れ故郷の浅草の近くにあるスカイ・ツリーの上空にさしかかり、そこを十回ほど旋回し、ライトアップしたスカイ・ツリーの上空から、日本国民へ「銀河・月星頭巾・軍団、21世紀・劇場」の開演を知らせるすばらしいイルミネーション・メッセージを送ってきたのです。その美しさ、きらびやかさはまさに「夜空の天体・月星ショー」というべきすばらしい夜景だったのです。
夜8時、定刻きっかりに日光・江戸村エアポートに到着され、「お帰りなさい、銀河・月星頭巾・軍団!」の垂れ幕がいっぱい垂れ下がる空港ロビーに、3人は180年ほど昔の江戸・幕末の江戸じゅうの人々を熱狂させた、その当時そのままのすばらしい頭巾、まげ、着物、刀をもった19世紀・江戸・幕末当時の姿そのままで現れ、出迎えの時代劇ファンの熱狂的な大歓迎をうけたのです。さっそく地元・剣友会有志との剣術ショーにのぞみ、昔と変わらぬ桁違いの強さを披露し、早駕籠にのって、東京の会見場へ向かわれました。
まさに江戸・幕末の剣術軍団180年ぶりに姿を現わすという、しびれる光景だったのです。
会見場の東京・浅草にある月星頭巾メモリアル周辺は警視庁の厳重警備体制がしかれ、この幕末の大英雄3人を一目見ようと周辺は大混乱、大パニックとなっております。
会見は予定通り定刻に始まり、各紙・各局の記者から次々とすばらしい質問がなされました。そして最後に3人は驚くべき特別声明を発表したのです。
その特別声明の内容を御紹介いたしましょう。
「私たち3人は2020年の東京オリンピックに日本人選手として出場したいと思っています。
出場種目は
男子 剣術、柔道、相撲
女子 剣術、柔道、相撲、レスリング、バトミントン、トランポリン
アトラクションとしては
女子 相撲ぶつかり稽古指導、乙女横綱土俵入り
千本足競馬馬走、ラインダンス、サンバダンス以上であります。
出場できるかどうか、現在IOCとJOCに問い合わせている段階でありますがもし出場できた場合は日本の皆様の御声援をよろしくお願いします」
このニュースは世界のビッグニュースとなり、娯楽SF時代劇テレビをはじめとしたほとんどのマスメディアから電撃的に全世界はおろか、全銀河に流れていったのです。
東京じゅう、日本じゅうのいたる所で月星頭巾、月星・星姫の3人のスーパースターの100年ぶりの里帰りを祝って、祝賀会、月星頭巾祭などが行われ、大フィーバーが加熱し、加熱状態となっています。
全国各地で「月星頭巾・軍団、21世紀初来日記念フェア」が開催され、幕末当時、彼らが出演した「月星頭巾・軍団物語」や歌謡ショーなどのDVD、CDが飛ぶように売れています。
ここで3人のプロフィールをごく簡単に御紹介いたしましょう
本名 | 生年月日 | プロフィール | |
月星頭巾 | 月星剣学 | 1800年7月7日 | 世界的な天文学者で剣の名人、幕末の英雄 |
月姫(姉) | 小野月子 | 1813年7月5日 | 芸能、スポーツ万能な才色兼備の美人姉妹 |
星姫(妹) | 小野星子 | 1815年10月18日 | ルックス、スタイルは最初にサンバを踊っているお姉ちゃんのような感じ |
3人は当分の間、日本に滞在し21世紀の人々の為に各種スポーツイベントや芸能番組、講演会、サイン会・・・などに出演し、人々の期待にこたえることになっています。
これらのもようは娯楽・SF・時代劇テレビをはじめ多くのマスメディアを通じて全世界、全銀河の彼方まで生中継される予定になっており、出演料、売上などはすべてチャリティーで収益金などはすべて現在の日本の社会福祉活動へ寄付されます。
今回の彼ら3人の21世紀の日本への初来日、里帰りは180年昔の江戸・幕末の時代を懐かしむものにもなりました。
生まれ故郷の人たちが3人歓迎する為に名付けてつくってくれた、「幕末・青春通り・友情通り」「月星城シアター」など彼ら3人は新たな感慨も味わいながら、生まれ育った浅草寺や隅田川の川岸を静かに散策し、一世紀ぶりに踏みしめる故国・日本の大地の感触を感慨深く味わったのです。
間近に迫った、彼ら3人の数々の歓迎イベント。
彼ら3人の凱旋パレード、幕末・青春通り・友情通り、月星城シアターオープンセレモニー、月星城シアターオープン記念特別公演・・・。
これらのたくさんの歓迎イベントを彼ら3人は胸を高らせながら、大きな感謝と期待の念をもってその日がくるのを指おり数えて待っているのです。