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「お笑いじじい三人組」劇団の全国ツアー特別公演始まる!
5年前、30年前のお話で始まった娯楽時代劇商会のホームページですが、いつのまにかお話の数が増えてとうとう第100話を迎えることになりました。
最初は第100話を迎えることなど夢にも思っていなかったのですが、お話の数がとんとん拍子に増えてついに第100話を数えることとなりました。
何度も申し上げたことですが、これはひとえに素人の私がつくったばかなお話を全国の読者の皆さんが飽きずに根気よく読んだ下さったお陰なのです。
第100話完成の機に改めて読者の皆さんには厚く御礼を申し上げます。
ありがとうございました。
私は記念すべき第100話は何としても娯楽時代劇らしい楽しいお話でびしっと飾ろうと前々から考えていました。
私は今までばか知恵をしぼりにしぼって、1つ1つのばかなお話をつくってきました。しかし私の豊富にあったばか知恵も第100話ともなるとさすがに残り少なくなってきましたが、その変わりばかお話をつくるコツは掴んで、上手くなったような気もします。私は残り少なくなったばか知恵を全部絞り出し、さらにばかなお話をつくるコツも上手く利用して
第100話をつくろうと思います。
そして記念すべき第100話をうまく、おもしろいお話に出来なくてつまらないお話を御披露することになったとしてもそれもまた娯楽時代劇らしいのかなとも思っています。
私の尊敬する昭和の爆笑王と呼ばれた先代の林家三平師匠は舞台の上では、ばかなことばかりを言って人々を笑わせていましたが、陰では熱心に楽しいお話のネタづくりに励んでいたと言われています。
林家三平師匠のこの努力を見習って、私も少しでも楽しいお話をつくろうと努力してきたつもりです。
私は最初は第6章の月星頭巾が他界した時点でこのお話を終わりにしようと思っていました。
ですが、それでは何か物足りないと思い色々考えた末、まず最初に他界し遥かかなたの銀河の「フレンド・シップ3星」(3人の友情星)でのんびり・だ~らりんと暮らしていた月星頭巾と月姫・星姫の剣術軍団を100年ぶりに21世紀の日本に連れ戻しました。
(第7章 35話)
さらに続いて家康・千姫(第9章 60話)そして、信長、秀吉(第10章 93話)を400年ぶりに21世紀の日本に連れ戻したのです。
そして、娯楽SF時代劇らしい楽しくて壮大でしかもばかばかしいお話を1つ1つ積み重ねてとうとう第100話完成となったのです。
私は自分に向かって「よくぞここまでばかな事を書いたね。がんばったね、御苦労さん」と褒めてやりたい気持ちです。
前置きが長くなりましたが、それでは記念すべき第100話
「お笑いじじい三人組」劇団の全国ツアー、特別公演始まる!
の開幕でございます。始まり始まり。
娯楽時代劇商会のホームページの第100話完成を祝っての「お笑いじじい三人組」劇団の初の特別公演は「日本・全国・城下町巡りツアー」と決まりました。
戦国時代や江戸時代の名残(なごり)が残る日本・全国の城下町へ「お笑いじじい三人組」が早駕籠(はやかご)に乗って参上いたします。皆さんもどうぞ応援してあげてください。
なおこの特別公演は「娯楽時代劇商会・特殊洋式便器販売部」主催の初の特別公演となり、各会場の外では公演と並行して「特殊洋式便器の特売会」も行われる予定となっております。
この公演は2021年7月1日~2021年12月31日の半年間にわたって行われます。
このプログラムは第一部、第二部となっております。
まず第一部、娯楽時代劇「洋式便器ヶ腹(はら)のとっても熊った戦い!」からその楽しい内容を簡単に御紹介いたしましょう。
このお話は最新型のスーパー・タイムマシンのコンピューターが故障して21世紀の東京へ届くはずの洋式便器が誤って16世紀後半の尾張・三河地方(現在の愛知県)の家康や信長・秀吉のもとに届けれらたことから始まります。
そして、三人はこの便器の使い方が分からず戦いをそっちのけにしててんやわんやのばか騒ぎを繰り広げることになるのです。
さて、どういうことになりますやら...お楽しみに。
なおこのばか騒ぎは16世紀の後半の戦国時代を代表する最大のばか騒ぎと言われ、長く人々の間の語り草となり、語り継がれてきたのです。
そしてこのばか騒ぎのあった草地はのちに「洋式便器ヶ腹(はら)」と名付けられ、「日本で最初に洋式便器が使われた土地」として家康が洋式便器の上で前向きにしゃがんで苦戦している記念碑も設けられたのです。
この地はのちのち「娯楽時代劇発祥の地」とも言われるようになり、国の重要な史跡として21世紀の現在も物珍がりや多くの観光客・見物者が訪れ賑わっているのです。
日本でも指折りのユニークな観光地といえるでしょう。
続いて第二部の楽しい歌謡ショーについて簡単に御紹介いたしましょう。
娯楽時代劇商会では今回の特別公演の第二部の歌謡ショーを当ホームページ専属の替え歌・作詞家・作曲家、高杉新作に依頼し楽しい戦国時代の歌謡曲を10曲程つくって頂きました。
そして、さらにそれらの先生達によって家康・信長・秀吉の3人に歌の歌い方の指導をしてもらい、OKサインもいただきました。それだけでは少し物足りませんので楽しい昭和の歌謡曲なども混ぜて歌い約1時間ほどの歌謡ショーを行うことになったのです。
歌謡ショーを盛り上げる司会はもちろん21世紀の娯楽時代劇の顔、人気抜群の柿崎パン粉(柿パン)アナウンサーが担当いたします。さぞかし楽しくユニークな歌謡ショーになると思われますからどうぞ御期待下さい。
以上で第一部、第二部の御紹介は完了いたしましたが最後にもう一つ御紹介いたしますと、この公演には家康・信長・秀吉と仲良しの月星頭巾&月姫・星姫と千姫嬢が友情出演してくれることとなっております。
彼らの参加により、公演に一層の華を添えることとなるでしょう。
出演予定者は全員舞台稽古に励んでおり、楽しい舞台にしようと頑張っております。
娯楽時代劇商会では当社ホームページ第100話完成のお祝いと「お笑いじじい三人組」の初の全国ツアー特別公演という二つのお祝いが重なったおめでたいこの公演を何としてでも大成功させようと、テレビ・インターネット・新聞などありとあらゆる多くのマスメディアを通じてこの公演のコマーシャルを大々的に流し、前売り券も飛ぶように売れ前景気は上々という絶好の雰囲気の中で7月1日の日を迎えたのです。
この日が来るのを待ち続けてきた多くの娯楽時代劇ファンの夢が大きく膨らむなか、ついに待ちに待った第1回公演の初日が行われる7月1日、その日がやってきたのです。
東京の江戸城タワー前の特設会場で行われた10日間に及ぶ東京公演は連日、多くのファンが詰めかけ舞台から溢れる笑いと涙とばかばかしさに詰めかけた時代劇ファンは目一杯笑い、涙し、拍手し連日大盛況のうちに無事終了したのです。
又、会場の外で行われた娯楽時代劇商会・特殊洋式便器販売部主催の特殊洋式便器特売会も大盛況で特殊洋式便器が飛ぶように売れていました。
最終日の公演終了後、会場の外では大勢のファンが見つめる中、第二回公演の行われる福島県の会津若松城(鶴ヶ城)に向かっての出陣式・出発式が行われました。
上空には出陣式・出発式を祝うお笑いの花火が100発打ち上げられました。
そして、銀河スターレンジャーの3機のスーパー宇宙船が現れ3機の機体を輝かせながら旋回を始めました。
そして、これからの「お笑いじじい三人組」の移動に使う早駕籠(はやかご)の護衛にあたる、日本一強い剣術軍団「月星頭巾&月姫・星姫」の3人の剣士がパラシュートをつけてゆっくり降下し、「お笑いじじい三人組」の乗る三台の早駕籠(はやかご)の付近に着地したのです。
そして、3人は地元の江戸剣友会の有志20名と宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島の戦いさながらの息詰まるような素晴らしい戦い、剣術試合を娯楽時代劇ファンに披露したのです。
その後、家康と信長・秀吉の三人は三台の早駕籠(はやかご)に乗り江戸・娯楽・時代劇・音楽隊の演奏する勇ましい軍艦マーチのメロディーと沿道のファンの声援に見送られながら、次の公演地・会津若松へ向かって出発したのです。
次の会場への移動は聖火リレーならぬ「早駕籠リレー」のスタイルで楽しく賑やかにリレーされます。
早駕籠を担ぐ、担ぎ手は希望者の中から選ばれた力自慢、足自慢の男女が10kmづつ担ぎ、楽しく、賑やかにリレーします。
3台の早駕籠(はやかご)の周囲は日本一強い剣術軍団「月星頭巾&月姫・星姫」と地元の剣友会の有志20名で鉄壁のガードでがっちり護衛します。
一行は大名行列さながらに戦国時代、江戸時代の情緒をふんだんに振りまきながら、楽しく賑やかに進んでいきます。
早駕籠(はやかご)の中の三人はのぞき窓から顔と手を見せ、にこやかに笑いながら手を振って沿道のファンの声援に応えています。
大事をなす時の戦国時代・江戸時代の勇者・武士なら「いざ鎌倉!」の心意気で勇んでいくでしょうが、月日が流れ21世紀のお笑い芸人となった家康と信長・秀吉の3人は娯楽時代劇風に「いざキャバクラ!」と嬉しそうにニコニコしながらいくのです。
出陣式・出発式も無事滞りなく終了し「お笑いじじい三人組」劇団の一行は次の公演地・会津若松へ向かって出発いたしました。
7月1日から年末の12月31日まで「お笑いじじい三人組」劇団の一行は順次全国の城下町の皆さんのもとに参上いたします。
三台の早駕籠(はやかご)が見えましたらどうぞ盛大なご声援、そして公演では盛大な応援をどうぞ宜しくお願いいたします。
半年間に及ぶ「お笑いじじい三人組」劇団の全国ツアー特別公演は大盛況のうちに無事終了しました。この大成功により「お笑いじじい三人組」の三人は21世紀のお笑い芸人として立派に認知・評価され人気もうなぎ昇りに上昇し、次の芸能活動に大きな弾みをつけたのでした。
三人の高笑いが聞こえてくるようです。めでたしめでたし。