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黄熱電球病の研究と治療に大奮闘する
1879年(明治12年)当時はアフリカなどでは、かの有名な黄熱病が流行したが、日本では黄熱電球病という、まったく聞きなれない病名の奇病が流行していた
重い病に苦しむ多くの悲惨な人々を目のあたりにして、それらの人々を少しでも救おうと彼は一大決心をして医学者ドクターとなったのです。
この病気はまず最初に原因不明の高熱が続き、嘔吐、激痛、腹痛、下痢など
さまざまな症状があらわれ、患者を苦しめた。
次に乳房が次第に大きくなり、白熱電球のような形になる
色が白熱電球より黄色に見えることから黄熱電球病と呼ばれた
病気がさらに進むと、電球がついているように明るく光りだす
そして、苦しみながら最後に電球が切れるように、ぱっと消えて、死亡する
この奇病に苦しむ人々を救おうと、月星剣学博士は、今度は医学者・ドクターとして
細菌、ウィルス、治療ワクチン・・・・の研究に没頭したのです。
もともと天文学者として名をなした彼は愛用の天体望遠鏡をうまく顕微鏡に改造して
研究に没頭したのです。
彼の血のにじむような研究と治療のかいあって、この病気で苦しむ人々の数は激減した
のでした、それにより彼は黄熱電球病・研究の乳と呼ばれたのでした
又その際には彼を愛し、心から慕う月姫・星姫の二人の研究助手、
病院の看護婦長としての献身的、協力、奉仕もあったのです
それでは、この時病院の看護婦長として大活躍した月姫と星姫の二人の活躍ぶりを
ご紹介いたしましょう。
病院の院長であった月星博士と二人の看護婦長であった月姫と星姫の三人は
江戸時代の末期からその名もとどろく有名人であったわけですから、
この三人が中心となって、当時大流行していた奇病、難病を治療する病院を開設したという
ことは、この病院で治療を受けたいと希望する患者も桁違いに多かったのも当然だったのです。
医学的技術も日本一なら、この三人の特に異性からの人気も日本一なのですから、
ひっきりなしに患者が来たのも当然な事でした。
院長はすでに79歳にもなっていて、今更頭巾の格好をして診察するような気も
なかったのですが、月姫・星姫の二人の看護婦長は、年をとっても依然として
チャメッ気たっぷりで、男心を甘くゆさぶるようなスタイル、しぐさ、言動を連発したのでした。
今ではもう懐かしい言葉となりました看護婦さんと、彼女らが頭に着けていたナースキャップ、
このナースキャップに2人は月姫、星姫のかっこいいエンブレム・マークを付け、
うすピンクのかっこいいナース服を着て、特に男性患者には、笑顔たっぷり、優しい言葉をかけ、
最後には手を握り「辛くても私たちがいるからがんばるのよ」などと言ってウィンクするのでした。
患者たちは感動のあまりすすり泣きし、「日本のナイチンゲール!」「聖女・月姫様!」「聖母・星姫様!」と泣き叫んだのでした。
苦しい病気との闘いの日々にも、わずかな癒しと慰みは確実に存在したのです。
彼女ら二人の人気を物語るエピソードはまだまだあります。
病院を訪れ、院長の診察を受け、入院・治療と判断された患者の中には
「入院をするのなら、担当の看護婦を月姫か星姫にしてくれ」などと言い出す」
病院とピンサロを勘違いしているような不届きな患者が続出したのです。
これも人気者の二人のすごい人気がなせるわざだったのかもしれません。
あれから100年以上過ぎた21世紀の現在でも
何故、日本であのような奇妙な症状のでる奇病が大流行したのか
この医学史上最大の謎は、医学的にもまったく解明されていない
解明されていないというよりも、むしろ世界に名だたる医学者、ドクターたちが、
「こんなふざけた病気なんかは本気で研究できるか」と思っていて
いっこうに解明が進まないというのが実状である