月光・星空・恋頭巾は男っぷりのよさ、頭巾姿のかっこよさ、剣術の強さから
たちまち、江戸中ですごい人気となり、見物人が山のようにおしかけた
彼の人気は爆発し、彼はまたたくまに江戸中のアイドル・ヒーローになった。
月光星空恋頭巾は日本最初のアイドル・ヒーロー・第1号といわれています。
町にでれば、握手ぜめ、サインぜめにあい追っかけギャルがサイン色紙とデジカメをもって
「キャーキャー」フィーバーしながら後からゾロゾロついて回るありさまだった。
この追っかけギャルは、日本初の追っかけギャル・第1号といわれています。
彼女たちは捕物チャンバラの現場には、応援グッズ、楽器をもって、かけつけ、大声援をおくるのでした。
この女性応援団は日本最初のチアガール、チアリーダー・第1号といわれています。
今のチアガール、チアリーダーならミニスカート、ブーツ、ダンスにブラスバンドですが、
当時の彼女らは、ハチマキ、着物にたすきがけ、ぞうり、踊りに太鼓、ドラ、尺八、琴という和楽器隊
でした、今からみれば、かなり時代遅れの感じがしますが、当時としては精一杯、時代の先端を
つっ走ったギャルたちであったと思われます。
それでは彼女たちがそれ以上にも、いかに想いをこめて熱烈にに応援したか御紹介いたしましょう
○かんざし、着物、帯、足袋、草履まで月光星空恋頭巾のマーク 就き文字をいれている。
○心をこめて、おいしい食事をつくる。
○剣術でけがをせぬよう、病気せぬよう、神様、仏様、観音様に日夜お参りする。
まさに神様・仏様・月光星空恋頭巾といった熱烈ぶり、フィーバーぶりだったのです。
月星頭巾の活躍とそれを見守る江戸の人々、追っかけギャルの熱狂ぶり
19世紀中頃の江戸の星空とは、今と比べて、高いビル・タワーもなく
明るい灯り、ネオンもなく、見える星空の広さ、星の数、星の明るさは今の何倍も
広く、多く、明るかったはずです。
そんなすばらしい広大な星空の下、月光・星空・恋頭巾は江戸のスーパースター
スーパーアイドルとして、熱狂的な江戸の人々、江戸小町、ギャルらの声援を背に、
悪を相手に颯爽と戦い大活躍したのです。
彼の額に輝くエンブレム・マークは当時としては科学技術の最先端をいく
すぐれ物で、月の光、星の光、町の灯りを最大限にかつ絶妙に反射し
それが彼の端正な頭巾姿をくっきり浮かび上がらせ、
その颯爽とした姿と剣術・戦いぶりは
これまた、当時としては科学技術の最先端をいく、すぐれ物の
江戸・紙芝居テレビの街頭テレビをつうじて、江戸中の人々に伝えられたのでした
その時の江戸の人々の熱狂ぶりはまさに筆舌に尽くせないほどの
大騒ぎだったのです
江戸の人々の熱狂ぶりの陰で、心優しい彼は、秘かに、いかに悪におびえる江戸の人々の為とはいえ、悪人たちを傷つけ、社会から排除することには心を痛めていたのです
彼はかつて戦った、戦いの地を通ると、必ず、悪の犠牲になった人々はもちろん、
悪人たちの霊にも祈りをささげ、そのめいふくを祈ったのです