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急遽映画「天下分けめの大マゼランヶ腹(はら)の戦い」の撮影を決行する
最初はお迎への家康公一行は、約10日間ほど滞在して信長公、秀吉公の健康診断などが終わり次第一緒に日本に向かって出発する予定でした。
ところが赤坂にある超低級クラブ「卑弥呼女王」でママの卑弥呼女王を交えて歓談した際、話しがはずみ過ぎていろいろな話が飛び出し急遽映画「天下分けめの大マゼランヶ腹(はら)の戦い」の撮影を行うことになったのです。
この映画は「銀河のかなたの娯楽SF的関ヶ原の戦い」という設定で西暦1,600年に起きた「関ヶ原の戦い」と当社ホームページの21話に登場する歴史的珍事「関ヶ腹(はら)の戦い」と月星頭巾軍団、銀河スターレンジャーの活躍と大マゼラン星雲の4つを足して、かき混ぜてそれに吾輩のばか知恵をしぼりこみ、この映画の構想が練り上がったのです。
まず戦いの場所は銀河のかなたのいかにもSF映画に相応しいような「大マゼランヶ腹(はら)」という夜空の星々のイルミネーションのすばらしい人間のお腹(なか)そっくりの地形をした草原です。
年代は関ヶ原の戦いより200年後の西暦1,800年、日本でいえば幕末より少し前の月星頭巾の月星剣学博士がお生まれになった年であります。
出演者を御紹介いたしましょう。
西暦1,600年に起きた戦いを200年後の西暦1,800年当時の大スターも全部出演いたします。
主役、月星頭巾軍団、銀河スターレンジャー、徳川家康、織田信長、豊臣秀吉、千姫、石田三成、勝海舟、西郷隆盛、坂本龍馬、福沢諭吉、柿崎パン粉、その他。
制作・撮影 娯楽時代劇プロダクション
娯楽時代劇プロダクションではさっそく撮影に取り掛かり、急ピッチで撮影しこの映画は4月1日より日本全国と大マゼラン星雲全域で一斉に上映されます。
世界初の銀河のかなたで撮影された娯楽SF映画とあって、記録的な観客動員が見込まれております。
それと同時に出演する信長公と秀吉公はもうこれで21世紀の日本の大人気スターになったと早合点をして何度も何度も飛び上がって大喜びしています。
それではこれからはこの物語のあらすじを簡単に御紹介いたしましょう。
17世紀になると家康、信長、秀吉をはじめ戦国時代の人々は全員他界し、その魂(たましい)が新しい生息の地を求め、超スピードで銀河宇宙を移動し遠い遠い銀河のかなたの大マゼラン星雲の地球と同じように空気と水のある「戦国時代の人々のセカンドライフ星」にたどり着き、100年ほどかけて進化し、再び同じ名前の人間として生まれ変わり、第2の人生として再び昔ながらの生活を始めたのです。
親分格、リーダー格の家康や信長、秀吉などは西暦1,600年に起きた「関ヶ原の戦い」が忘れられず、またひと暴れしたくなって関ヶ原とそっくりの「大マゼランヶ腹(はら)」で再び戦い、戦(いくさ)を交えることになったのです。
普通の関ヶ原の戦いなら、徳川家康、織田信長、豊臣秀吉、石田三成、といった戦国時代の大スターが主役格で登場しますが、今回の映画は娯楽SF時代劇で西暦1,800年という設定から月星頭巾軍団、銀河スターレンジャーが主役で登場し、勝海舟、西郷隆盛といった幕末の大スターも登場します。
戦いは東軍・徳川家康と西軍・石田三成軍の戦いとなりますが、東軍が月星頭巾軍団と銀河スターレンジャーの大活躍で圧勝するという娯楽SF時代劇らしいわかりやすいものです。
東軍圧勝の原動力となったのはもちろん、月星頭巾&月姫・星姫の剣術の強さと銀河スターレンジャーの空からの攻撃の強さ、凄さでした。
月星頭巾軍団の剣術の強さとその人気は、銀河のかなたでもよく知れ渡っていました。
撮影の前三人は敵軍である西軍・石田三成軍の陣地を訪れたのです。
月星頭巾のかっこよさと月姫・星姫の可愛らしさに痺れる男性出演者たちの大歓声・拍手の中、三人は出演者たちと次々と握手して回り、さらに出演者たちに「大マゼランヶ腹(はら)の戦い」にちなんでマジックでお腹にサインして回ったのです。
このユーモア溢れるファンサービスが大いにうけて、三人の人気はさらに盛り上がったのです。
月姫と星姫の可愛らしさに一目ぼれした出演者の中には、サインをせがんだりデートを申し込んだり「撮影の時は必ず僕と戦ってね、約束だよ」などとほざく男も現れる始末でした。
まったく男というものは銀河のかなたに行っても、可愛い女の子には弱い動物なのですね。
戦いは東軍が月星頭巾軍団と銀河スターレンジャーの大活躍で大勝利・圧勝となったのです。
この大活躍により、月星頭巾軍団と銀河スターレンジャーは日本・地球だけではなく、銀河のかなたの大マゼラン星雲においても人々の大ヒーローになったのです。
撮影、戦いが終わると出演者全員が集まり、死んだ役をやった人も再び生き返って集まり、表彰式及び完成記念パーティーが行われました。
栄えあるMVPには月星頭巾軍団、銀河スターレンジャーが選ばれ娯楽時代劇プロダクション社長より、MVPトロフィーが授与されたのです。
表彰式に続いて完成記念パーティーが行われました。
会場は出演者たちの喜びが爆発し、乱痴気騒ぎとなりビールかけ、カラオケパーティー、ダンスパーティーと全員が心ゆくまで大騒ぎをし楽しんだのでした。
2月10日に始まった撮影は急ピッチで進み、関係者・出演者たちの多くの協力も得て1ヶ月後の3月10日には終了したのです。
撮影・制作を担当した娯楽時代劇プロダクションでは、入念にチェックの上に手を加え映画は3月中旬には完成し、日本とマゼラン星雲全域へ向かって配信されたのです。
準備はすべて整い、4月1日の上映を待つばかりとなったのです。