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    華のお江戸の快男児 月光・星空・恋頭巾 恋頭巾ドットコム

    第1部
    目次

    あとがき


    第2部
    目次

    まきおこる!世はまさに「21世紀ふんどし時代」「サムライふんどしパンツブーム」

    我が娯楽時代劇のホームページでさかんに「ふんどし」「ふんどし」と騒ぎたてたのが原因かどうかはわかりませんが、次第に21世紀の日本人の心の中に日本の古来から伝わる由緒ある下着である「ふんどし」に対する愛着・郷愁が芽生えてきたのは事実でありましょう。
    「ふんどし」という昔風の下着を身につけるということだけではなく、何らかのかたちで「ふんどし」という言葉のつくことに関わっていたいという願望とムードがふつふつと沸き起こってきたのです。
    2020年代になるとその傾向がさらに強まり、まず「ふんどしネクタイ」「ふんどしキーホルダー」「ふんどしストラップ」などというアクセサリー的な手短なものからブームが始まり、ふんどし丼・ふんどしランチ・ふんどしラーメン・ふんどし酒・ふんどしビールなどという口にするものまで徐々にブームは広がり、さらにふんどし食堂・ふんどし酒場・ふんどしビアガーデン・ふんどしクラブ・ふんどしホテル・ふんどし旅館・ふんどし神社と広がっていったのです。
    日本列島はまさに北から南まで、北海道から沖縄まで「サムライふんどしパンツブーム」の一風変わった台風が大暴れし始めたのです。

    ブームはこれにとどまりませんでした。
    いろいろな種類のふんどしも発売されました。
    各ふんどしメーカーは何とかして自社製品を売り込もうとあの手この手のアイデアを総動員して、販売競争、アイデア競争を繰り広げたのです。
    数ある名アイデア、迷アイデアの中でも最たるものは何といっても我が娯楽時代劇商会が発売した「マルチ・スーパーふんどし」でありましょう。
    この「マルチ・スーパーふんどし」はスマートフォンと連結しており、ボタンを押すことにより3つのモードを楽しめるのです。
    「安全運転モード」はスマートフォンのボタンを押すとふんどしがぎゅっときつく締まり、気持ちもびしっとして居眠り運転や前方不注意運転ができない状態にするのです。
    車から降りる時は「安全運転モード」を解除するとふんどしは緩くなり普通の生活をするモードに戻るのです。
    これは全国の交通安全協会も推奨する交通安全に寄与する素晴らしいふんどしなのです。

    「健康増進モード」はスマートフォンのボタンを押すとふんどしが絶妙にぎゅっと締まり、骨盤のずれやゆがみを矯正し姿勢を正しくします。これは全国の病院や整骨院も推奨する健康増進に寄与する素晴らしいふんどしなのです。

    「バイブレーターモード」はスマートフォンのボタンを押すとふんどしが前後左右に絶妙に伸縮し、股間を心地よくマッサージします。なお未成年の方は心身への刺激が強すぎるという理由から使用できません。

    このマルチスーパーふんどしは実際には3万円以上の価値があるのですが、国の補助金がかなり出ており僅か¥3,000でお買い求めできます。
    御入用の方は全国の携帯ショップ・カーディーラー・交通安全協会・病院・整骨院・トーイストア・アダルトショップでお買い求め下さい。

    さらに、さらにご家族皆で楽しめる男女兼用カラーふんどし5枚セット、ご家族ふんどし5枚セット、夫婦(めおと)ふんどし2枚セット、夫婦(めおと)ふんどし・襦袢(じゅばん)セットと次から次へと新種のふんどしが発売され、この「大ふんどしブーム」はとどまるところを知らぬ勢いであります。

    このブームにより、海水浴場やプールサイドの景観も様変わりしふんどし姿の男女で花盛りです。水着ショーも様変わりしふんどし水着姿のモデルで花盛りです。

    このブームにより下着売り場の様相も大きく様変わりしどの売り場にも各種のふんどしが並べられ大賑わい、飛ぶように売れまくり生産が間に合わない状態です。

    日本列島に吹き荒れる「ふんどし旋風」については海外メディアも大々的に報じ、「ジャパニーズ・サムライふんどしパンツ・大フィーバー!」「ジャパニーズ・サムライふんどしパンツ・イズ・ナイス&セクシー&ワンダフル!」などという見出しが各紙のトップに飛び交っています。

    厚生労働省・生活統計課の調査によりますとこのサムライふんどしパンツブームとふんどしの男女兼用でいざとなったら旅先などでも細長い布を腰に巻き付けるだけという利便性により、ふんどし着用者が飛躍的に増加し平成の終わりの頃の0.3%から一気に100倍の30%に跳ね上がったのです。

    なお、今年行われる東京オリンピックでは日本選手は主催国の特権として日本の古来から伝わる由緒ある民族衣装である「ふんどし」「スポーツ用ふんどし」「サムライふんどしパンツ」を着用して出場するという楽しい噂も湧き上がっています。