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    華のお江戸の快男児 月光・星空・恋頭巾 恋頭巾ドットコム

    第1部
    目次

    あとがき


    第2部
    目次

    変態親父たちに相撲を指導する

    月姫と星姫の姉妹は江戸の親父たちに相撲の指導することになるのですが
    なぜそうなったのか、そうなるまでのことの経過をまず簡単にご説明いたしましょう。

    月姫・星姫はそのたぐいまれな美貌と芸で、江戸じゅうの男性たちの超人気アイドル・スターで
    ありましたが、月星頭巾の美人助っ人として悪と戦っていたのですから
    剣術はもちろん、体力・腕力も桁違いに強く、その強さはリオネジャネイロ・オリンピックで
    メダリストとなった日本の名高たる女性のレスリング選手並みの強さを誇っていたのです。
    彼女ら姉妹はルックスもスタイルもよく、彼女らをかの有名な月姫・星姫・姉妹としらない
    男たちの痴漢のターゲットにはずいぶんなったのですが、なにせ彼女らは男まさりの体力・腕力・
    運動神経のもちぬしで刀をもたなくても、パンチあり、タックルあり、足げりあり、飛びけりありで
    1人で5人もの痴漢を撃退できるほどの強さとパワーをもっていたのです。

    痴漢のはびこる、困った熊った世をうれいていた月姫と星姫は世の女性の為に立ち上がり
    「月姫・星姫、痴漢撃退術・指南・道場」を開設したのです。
    そして武闘派の彼女らは女性たちに「痴漢を撃退できるほどの強い体力・腕力を身につけること
    を目的に、その方法をその当時の数少い人々に知られているスポーツの1つである相撲を選び、
    自分たちが赤のビキニの水着をつけて、女性たちにぶつかりげいこの胸をだし
    鍛えあげることにしたのです。
    格段に強い体力・腕力の2人は10人以上の女性たちにぶつかりげいこと称して、
    次々とぶつからせ、まさに横綱のごとく、軽く右へ左へと投げとばし、彼女らが
    意識もうろうになるほど厳しく鍛えたのです。
    けいこをつけてもらった女性たちは本当の相撲部屋のお相撲さんのように
    「横綱、ぶつかりげいこ、ごっつぁんでした、明日もお願いします」といって水をつけるのでした。

    これで終わればなんのことはなかったのですが、さすが娯楽時代劇、幸といおうか不幸といおうか
    このけいこ風景がまたたくまに江戸じゅうに広まり、困った、熊った親父たちとじじいたちが
    見物人としてどっとおしよせ、ケガ人まででる騒ぎとなったのです。

    この見物人の中には、うらやましそうな顔をして、よだれをたらして見ている困った、熊った
    変態気味の親父たちとじじいたちがいっぱいいて、その中の代表が、
    「俺たちもぜひ月姫と星姫から相撲のけいこ指導をうけたい」と
    申し出てきたのです。

    この申し出を聞いた、茶目っ気たっぷりで悪ふざけの大好きな彼女らは
    あっさりと承諾し、大喜びでその準備にとりかかったのでした。

    月姫と星姫に「相撲のけいこの指導をうけたい」などと申し出てくる親父たち、じじいたちなんかは
    本気で相撲で体を鍛えようなどという気はさらさらないのです。
    月姫と星姫のビキニ姿のナイス・バディにふれてみたいという困った、熊った変態、アブノーマルな
    好奇心と欲望だけなのです。ビキニ大好き病の患者なのです。

    そのことを月姫と星姫は最初から充分に承知していたのです。
    それをしらないふりをして、逆にからかったり、ふざけたりして、楽しもうと思っていたのです。

    まさに変態親父と悪ふざけ女のばかしあいだったのです。
    彼女らは玄関には「月星部屋」という看板をかかげ、
    けいこ場には乙女横綱・月姫山・星月山と書いた写真を飾ったのです。
    彼女らは、それぞれにと★のマークをつけた赤のビキニに身をつつみ
    髪には赤のリボンをつけ、入念に化粧し、体全体に男を狂わし、とりこにする最高の身支度をととのえて
    けいこ場に出ていったのです。まさに悪ふざけ、悪趣味、いたずらっ娘の女王様だったのです。

    相撲のけいこはまず四股とテッポウから始まるのですが
    変態弟子たちはそれをいやいやながらやっていました。
    月姫と星姫は弟子たちに厳しく目を光らせ、剣道の竹刀(しない)でバシバシたたいて
    いましたが、弟子たちはいっこうにやる気をだしません
    なぜならば弟子たちは彼女らとぶつかりげいこをして、ナイス・バディにさわりたいだけなのです。
    そこで彼女らは相談し、四股とテッポウをまじめにやったら、その弟子にぶつかりげいこの
    胸をだしてやると伝えたのです。それから弟子たちはぶつかりげいこをやってもらいたい一心で
    がぜん、四股とテッポウをがんばり始めたのです。
    そして、数日後彼女らは土俵にでてきて、弟子たちに自分たちを「横綱」と呼ぶように伝え
    又、弟子たちにはお前たちを「変態」と呼ぶと伝えたのです。
    そして、四股とテッポウでフラフラになっている数人に
    「おい、そこの変態たち、ぶつかってこい。さ~さ、いらっしゃい」と月姫と星姫から
    声がかかったのです。弟子たちはうれしさのあまり、とびあがらんばかりに喜んで「横綱ぶつかりげいこごっつぁんです。うれしい」と
    さけびながら、馬鹿丸出しで月姫と星姫の赤のビキニの弾力たっぷりの胸へ
    ぶつかっていったのです。

    彼女らは最初は本気をだして、右や左へ簡単に投げとばしていました。
    そして徐々に悪ふざけモードになっていったのです。時には男言葉で「こら、もっと押せ、変態!」と 激しくしったしたり、時には乙女言葉で「もっと優しく、強く押すのよ、わかったわね」と優しく
    ウィンクしながら指導するのです。これでは弟子たちもうれしくてたまりません、とうとう
    うれしさのあまり失神し、すぐさま救急早駕籠で病院へ運びこむはめとなったのですが
    受付に事情を話すと「当院の医師は女医ばかりで、変態の男性患者は
    診察できません近くに変態患者専門の病院がありますから、そこで診てもらって下さい」
    との返事。しばらくして、その病院にたどりつき、男性の医師に事情を話し
    診察してもらったのはよかったのですが、実はこの医師も変態だったのです。
    この医師は月姫らの相撲のぶつかりげいこの話を聞くなり、胸をときめかせ
    頭の中のピンクのハート・マークが一気に100倍以上に膨張してしまい、突如ビキニ大好き
    病が発病したのです。
    診察そっちのけで、「俺もそのぶつかりげいこをしたい」を連発し
    「俺をそこにつれていってくれ、マワシを用意しろ」とだだをこねているのです。
    横にいた年取った看護婦さんも困って、熊って、困りはてて、熊りはてて、
    「先生、今は仕事中なのですから、ここにいる患者さんを診察してあげてください。
    仕事が終わったら私がぶつかりげいこの胸をだしてあげますから」
    本当に今も昔も、いつの世も、変態男と悪ふざけ女という者は困った、熊ったものなのです。

    普通、相撲というものは負けまいとして、必死にがんばり、戦うのですが
    この場合はかなり違ったのです。負けると彼女ら2人のナイス・バディに
    ふれられなくなるから、少しでも長くふれられるように必死になってがんばり戦ったのです。
    まさに困った、熊った変態・アブノーマル相撲だったのです。

    けいこをつけてもらう弟子のなかには、月姫や星姫に、しつようにキスしようとしたり
    しがみついて離れないような、その痴漢的行為が目に余る弟子もいました。
    そういう困り過ぎた、熊りすぎた弟子には彼女らは本気をだして弟子たちを
    とくいの必殺の上手投げで容赦なく土俵にたたきつけたのです。
    もちろん弟子たちもけがをするほど痛かったのですが、SMクラブの女王様に目一杯いじめられて
    涙を流して喜ぶ21世紀の恋態男と同じ気分の彼らは涙を流して喜び

    月姫と星姫に「横綱、ぶつかりげいこ、ごっつぁんでした、又お願いします」と
    感謝のの言葉を伝え、水をつけてやるのでした。

    ぶつかりげいこで弟子たちにけいこをつけてやり、弟子たちが大喜びするのをみて
    弟子思いの彼女らは、他にも弟子たちが喜ぶことはないか、考えました。
    そうして思いついた、もう1つの楽しいけいこが「騎馬戦」でったのです。
    弟子たち3人がつくった騎馬の上に月姫と星姫がそれぞれ大将として上にのり
    2組の騎馬が、騎馬戦をして戦い汗を流したのです。

    弟子たちも大喜びし、楽しみが1つ増えたのでした。

    それからはけいこの見せ物がぶつかりげいこと騎馬戦の2つとなり
    見物人もさらに増えたのです。

    最初は相撲のけいこだけの予定で始った、けいこ指導だったのですが
    ある日、けいこを終った変態弟子が「これからは、けいこが終ったら横綱と酒やチャンコを
    つつきながら、その日のけいこの反省会をやりたい横綱にぶつかりげいこのお礼も言いたいし
    今後のことも含めてお酒もつぎたいし」という申し出をしたのです。

    彼女らも大喜びで、こころよく承諾し、さっそく反省会・大宴会が始ったのです。
    でもやっぱり、それだけでは終らなかったのです。まだまだその先の楽しいハプニングが
    あったのです。

    酒を飲み、チャンコを食べ、大いに盛り上り、盛り下って、楽しくやってるうちに
    ある一人の変態弟子が又、次のようなすばらしい申し出をしたのです。
    「横綱にはけいこをつけてもらい、横綱の強さがよくわかりました
    そこでお願いなのですが、ぜひ横綱の乙女・横綱・土俵入りをどうしても見たいのです」
    これを聞き、酒も入り、上機嫌な彼女らはすぐさま、こころよく承諾し
    すぐさま、実にすばらしい乙女ギャグを発したのです。
    「チャンコの中にドジョーを入れて、ドジョー入りのチャンコをつくって
    そうしてくれたら、私が土俵入りをしてあげるわ」
    そして、さっそく乙女横綱・土俵入りの準備が始ったのです。

    美人の彼女らは、大銀杏(おおいちょう)の髪がよく似合い
    赤のビキニの上にと★のマークの入った化粧まわしとピンクの綱を巻き
    月姫と星姫の日本相撲史上最初の乙女・横綱・土俵入りが始ったのです。
    月姫が雲龍型、星姫が不知火型の土俵入りを披露し
    酔っ払った変体弟子のやんやの喝采にこたえ、ウィンク、投げキス連発の
    乙女・横綱らしい、お色気大爆発のラブ・ラブ横綱・土俵入りとなったのでした。
    この夜の大宴会と、乙女・横綱・土俵入りは変態弟子たちにとって
    生涯忘れえぬ楽しい思い出となったことでしょう。

    なおこの悪ふざけを耳早い江戸・紙芝居テレビが一早く聞きつけ
    予定の番組をきゅうきょ取りやめ、緊急・実況・生中継をおこなったのです。

    江戸じゅうの人々も、この突然の土俵入りにわが目をうたがいながらも大喜びしたのです。

    なお行司役は彼女ら姉妹の悪ふざけに眉をしかめながらも
    月星頭巾がかわいい彼女らの為に買って出たのでした。